むのきらんBlog

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自由に考えよう

2016国政選挙の争点は

橋下氏が推す、来年の国政選挙でのおおさか維新の争点は3つとのことだ。

1、消費税増税の延期 2、憲法改正 3、安全保障法制の範囲の厳格化。

  

確かに野党の攻め口はこれだろう。

おおさか維新はともかく、1、消費税増税反対 2、憲法改正反対 3、安全保障法制反対(白紙化)。あたりが民意を得られそうだ。なので共産党はもちろん、民主党あたりはこれでまとまりそうな気がする。他に民主党がいえるネタもないので。

 

一方、自民党はどうか。3つとも争点にしたくない。だから新アベノミクスを出したのだ。なんだかんだといっても、GDP600兆円で景気よくしまっせ、ということ。これも一定の支持があるだろう。

 

では、「おおさか維新」などの「第三極」はどうするのか。 確かに、「1、消費税増税の延期 2、憲法改正 3、安全保障法制の範囲の厳格化。」には一定の支持があるかもしれない。 が、この議論に参入すると2極の間に埋没するようにも思う。

 

第三極らしく、違う角度から、「既得権打破」「統治機構改革」「規制改革」を訴えてほしいものだ。 それなら「消費税増税の延期」でなく、「消費税廃止」を訴えてほしい。 (本来は直間比率等の議論をすべきだが、ざっくりと税の削減、小さな政府の実現、という意味で。)

 

さて 私はどうか。

1.歳出削減賛成、消費増税反対。2.憲法改正は当面封印すべし。3.安保法制はさらに進めるべし。である。

消費税は微妙なところだ。歳出削減を行うならば増税見送り賛成。歳出削減を行わないならば増税やむなし。である。政府の支出は税で賄う、という大原則をなおざりにしてはならないのだ。

 

***

 

麦酒豚さんのコメント

増税してもしなくても歳出の削減は必須だと思うのです。 何が何でも減らせ、ではないですが、せめて努力義務は怠らないで欲しいところです。>

・・・同感です。 私は「何が何でも減らせ」に近い意見です。まず税金に裏付けされた財源があって、その範囲内で優先順位を決める、というのが原則です。

 

税収が足りなくてお札を刷って配るというのは異常です。それが正常ならば税金など不要なはずです。 景気や貨幣供給の調整装置としての一時的な赤字国債は否定しませんが、現在のように慢性化させてはなりません。

 

制度化された財政規律法を持っている国もいくつもあります。日本もそのようにルール化すべきです。