・世代論にはかならず自分の周りは違うという反発がある。
・「ポパイ・JJ世代」はどこにでもいるのか
・これからの「高齢者」はこれまでと違う
こういう話しには、分析の対象となる世代から、必ずと言っていいほど否定的な意見がでます。 もちろん、50代でも多様な現実があります。エントリーのようなお話は、どうしても、ある種の「パターン」を語る、ということになりますので、「そうでない人もいるよ」というのは当然のこと。
たとえば、「ポパイ・JJ世代(1952~60年生まれ)」という表現がありますが、当時は大学にいかない人のほうが多いし、ポパイやJJを読まない人のほうが多かったのです。しかし世代の特徴を語る際には、エントリーの切り口はアリなのです。
エントリーは50代を語っているようですが、実は、50代に限らず、大きくこれからの「高齢者像」を語っているともいえます。既に現在の高齢者の実像は、従来の観念とは異なっています。たとえば従来型の「老人クラブ」「老人会」や「デイサービス」などのミスマッチが典型的。高齢者福祉の課題もここにあります。
特に男性のみなさまは、ご自身の皮膚感覚には要注意です。一般に、女性の方が変化が早い傾向にあります。エントリーの「大ママ」と「じじい」が象徴的ですが、ファッションなど消費行動でもそうです。