確定申告でe-Tax使ってますか?あたしは、おそまきながら2017年の春からe-Taxにすることにしました。
あたしみたいにe-Taxを使っていなかった人。まだまだ沢山いると思います。導入が面倒くさい、というのが使わない最大の理由ではないでしょうか。あたしもその一人でした。で、なぜ今から使うことにしたのか。
- 今から使う理由
- 導入は意外と簡単
- そもそもメリットはあるのか
- 今までの紙用のデータは使えるのか
- 添付書類は紙で提出しないといけないのか
- e-Taxの利用手続きをしても、今まで通り紙で出してもいいのか
- ICカードリーダーの購入費は必要経費にできるのか
- 会社のe-Taxは、マイナンバーカードで電子証明に使えるのか
- 修正申告でもできるのか
- マイナンバーカード持ってない人はどうしたらいいの
今から使う理由
それは、マイナンバーカードを作ったからです! マイナンバー制度が始まりましたが、これから、いろんな証明などに使えるのでマイナンバーカードを作りました。
すると、e-Taxの最大のハードルがクリアされたんです。それは、e-Taxに必要な、ICカードによる電子証明書が、マイナンバーカードでできちゃうことです。この電子証明ができるICカードを作るのが、なんだか面倒で、ずっとやってなかったのです。
導入は意外と簡単
マイナンバーカードがあれば、あと必要なのは、パソコンとICカードリーダー。ICカードリーダーは、アマゾンでポチッとすると、あっという間に届きます。あたしの買ったのは、これ。アマゾンで2980円でした。
(Windows専用なので気をつけてね)
で、これをPCにつないで、インストールすれば、マイナンバーカードを電子証明書として登録できます。
やり方は、こちらから。
そもそもメリットはあるのか
最大のメリットは、税務署に行って並ばなくていい、ということ。あとは、医療費控除などの場合は、領収書の添付が不要、といったメリットもあります。
e-Taxならこんないいこと:平成28年分 確定申告特集|国税庁
で、やってみて、国税庁のサイトやあちこちのブログにも余り書かれていない、いくつか引っかかったことを書きますね。
今までの紙用のデータは使えるのか
使えます。これ、意外にわかりにくい。国税庁のサイトにはどうすればいいか書いてありません。普通に進むと、紙で提出かe-Taxか、と入り口でわかれてますので、去年のや今年の紙用のデータがe-Taxで使えないんじゃないか、一から入力していかなくちゃいけないの、と不安に襲われます。
でも大丈夫。これまでの紙用のデータを読み込んで、申告書を完成させていきます。そして、最後に紙で提出かe-Taxで申告か、ポチるところがありますから、そこでポチればいいんです。ご丁寧に、提出前に、紙に出力して確認できるようにもなっています。
添付書類は紙で提出しないといけないのか
大丈夫です。スキャナーやカメラでPCに取り込んで、PDFにして添付して送信すれば完了です。
e-Taxの利用手続きをしても、今まで通り紙で出してもいいのか
大丈夫です。電子証明書を使ってe-Tax専用の利用者識別番号をもらって、しゃかりきに準備をしても、やっぱり紙で、と思うことがありますね。どちらで提出してもいいのです。
ICカードリーダーの購入費は必要経費にできるのか
以前は、電子証明書等特別控除っていうのが3千円ほどあったのですが、今は廃止されてます。しかし、たとえば個人事業を行っている人が、その申告に必要な機材として購入したのならば、当然に必要経費にできるわけですね。当たり前ですが、今から買うのならば、今回の申告の必要経費にはなりません、次回の経費ですよ!
会社のe-Taxは、マイナンバーカードで電子証明に使えるのか
会社を持っていて(つまり会社のオーナー経営者などで)、会社の税務は税理士さんにお願いしているケースもあるでしょう。でも、たとえば、支払い調書などの法定調書は自分で税務署に提出している場合もある。その場合は、どうでしょう。
ここは、まだトライしていませんが、会社の代表者のマイナンバーカードで、どうやら法人の電子申告もできるみたいです。それならもちろん、電子納税もできるでしょうね。(e-Taxサイトはここのところの説明が不十分です。)
なお、給与などを源泉徴収した源泉税の納付は、電子証明書がなくてもe-Taxとネットバンキングを利用してできます。e-Taxで、ネットバンキングのペイジー納付に必要な情報を取得できるのです。(とはいえ、やり方が非常にわかりにくいので、余りおすすめしません。)
修正申告でもできるのか
できます!
面倒な修正申告もe-Taxだと、簡単。
しかも、ネットバンキングをしている場合は、e-Taxから続けて、ネットバンキングで納税もできます。これは大きなメリットです。なぜなら、修正申告の納税期限は、「修正申告した日」だからです。忙しい思いをして、税務署にも銀行やATMにも行かないで済んじゃうわけです。
修正申告については、確定申告を間違えたとき~個人事業や不動産賃貸などの修正申告の落とし穴~ - むのきらんBlogを読んでください。
ところで、そもそも。
マイナンバーカード持ってない人はどうしたらいいの
マイナンバーカードの申請をすぐしてください。マイナンバーの通知カードがおくられてきた時の紙があれば、スマホからでもできます。申請から交付までは2~3週間くらいですので、急いだほうがいいですよ!
でね。2017年春の確定申告から、マイナンバーを記載し、本人確認書類の提示か提出が求められるようになりました。マイナンバーカードを作ってe-Taxで申告すれば、これにも対応したことになるわけです。だから、マイナンバーカードつくって、e-Taxは、便利ってこと。
なお、確定申告にマイナンバーや本人確認は拒否できるのか どうかが気になる方は、こちらの記事を読んでくださいね。
そもそも、「マイナンバーなんてえっ」という方は、マイナンバーは失敗するか~よくある誤解~を読んでみてね。
と、いうことで、まだe-Taxを使ってない方は、是非試してみるといいと思います!
2017.4.3 若干の見直し、追加をしました。