むのきらんBlog

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自由に考えよう

お弁当、温めますか? でドキドキできますか?~どきどきするのは、どういう時か~

どきどきすることって、近頃ありますか? 

ドキドキするって、どうしてなんでしょうか。

dkdkしたい人、寄っといで!

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まず、「ドキドキ」の古典だと思う例を一つだけ。

「白鳥の歌なんか聞こえない」という小説があります。

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画像:新潮文庫

 な、なんと1971年の庄司薫という人の小説。

当時の最先端の風俗を背景にした、「切ないほど静かで、不思議に激しい、現代青春文学の金字塔。」とも、「ラノベ(ライトノベル)のご先祖様」、とも呼ばれています。

 

小沢さん、由美ちゃん、主人公の19歳で浪人生の薫くん(カオルくん、作者と同じ名前ね)は、ふとしたきっかけで、女友達である由美の先輩の小沢さんという女性の、病床にあって死に瀕している祖父の家にいくことになります。3月の冷え込む深夜、物音一つしないその家で、小沢さんと二人、時を過ごします。

そのときに、小沢さんが、「全く物理的に寒いので、純粋に物理的に温めてくれない」と薫くんに頼みます。薫くんは、腕を小沢さんの肩に回して、小沢さんを温めます。(暖房つけないのかよ!っていうつっこみは、なしです。当時だって、暖房くらいはあります。)

ここ、非常にスリリングな場面ですよね。年上の女性である小沢さんは、初対面の薫くんに恋愛感情があるわけではありません。由美のボーイフレンドであることも重々承知です。

薫くんも、別に小沢さんに恋愛感情を持っているわけではありません。彼が「好き」なのは、由美なのです。

それでも、二人は、スリルを感じ、スリルを共有します。

 

これなんですよね! ドキ・ドキって!

恋人と手を握ってドキドキするでしょうか?

幸せは感じるでしょうが、ドキドキとは少し別物。それよりは、恋人でない人と手を握るときに、人はドキドキします。ときめく、とも言いますね。

 

もちろん、相手がプロ(いわゆる水商売や風俗)であれば別、なんでしょうね。あたしはよく知りませんがっ。

そういうプロでなくても、たとえばプロのマッサージを受ける時に、そういうドキドキはありません。もちろん、相手もプロですから、ドキドキなんてしないわけです。疲れちゃいますからね。

 

ドキドキが発生するのは、素人同士、恋愛関係未満が、別の理由(大義名分というか口実でも)で、手を握ったり、接触することで生まれます。

 

恋愛テクニック界隈で有名な、あの、

吊り橋理論

というのがあります。危険を共有する感覚、ドッキンっていうのが、恋愛感情に転換される、っていう法則です。脳科学的にそうなんですって。

吊り橋では、ついでに「危険を回避する」っていう「口実」で手をつないだり、肩に手を回したり、っていう自然なボディタッチができちゃう、っていう便益も、もれなくついてきます。

 

でね。吊り橋の上でなくても、素人が「仕方なく」そうする時に、ドキドキは、発生するのです。

 

共同作業、一緒になにかする、一緒にいる、ということは、それだけでドキドキ、なんです。

だから、シェアハウスやルームシェアはオススメなんです。

 

結婚して初めて同居する、というのが日本では普通です。しかし、それはちょっともったいない。

まず、同居して、で、必要になったら結婚する、でいいじゃないですか。

 

同居してみないと判らないことが沢山あります。いびきをかくかどうか、とかね。

いびきはともかく、日常の生活習慣のすりあわせが大切です。それがないと、ストレスが発生します。

 

一旦、婚姻届を出すと、よほどのことがないと、離婚はしにくいもの。それよりは、気楽に同居しましょう。

 

って、なんだか話があっちこっちになってますね。

名曲にもありました。 

ユーミンの14番目の月にもドキドキ

松任谷由実に「14番目の月」という曲があります。

15番目の月っていうのが満月。ゴールイン、相思相愛、恋愛満願成就ってこと。

14番目の月は、そのちょっと前、まだ告る前、みたいな。そこが一番スリリングだし、恋愛の醍醐味だよっていう曲です。

この曲にも、土器土器のいろんなシーンが詰め込まれてるよ。 

 

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でね。

さっき、プロとの間はドキドキできません、て書いたけど、それと矛盾するようだけどね。

ドキドキは一方的にできるんです。

ドキドキは一方的にできちゃうんです。相手がなんとも思ってなくても、自分が勝手にどきどきするのは、相手に止められないわけ。ま、DOKIDOKIしてるのをさとられるのが いいかどうかは、ケースバイケースですけどね。

 

だから、DKDKしちゃおうよっ。

 

いつもいくコンビニで、ちょっと気になるあのこでもいいからさ。

お弁当、温めますか、でどきどき

「お弁当、温めますか?」って聞かれて、「えっと。あの、あっためてください!」って答えてみてね。

でね。そこの「言葉」の言い方がポイント。その時、普通以上、異常以下、がポイントです。普通なのか、そうでないのか、がわからなくて、店員さんが、え? ってなるくらいが「適温」です。やる前にちょっと試してみてね。

何かが生まれるかも? たぶん生まれないけどね。でも、それでいいんです。ドキドキできますよっ。

間違っても、急激に間合いを近づけようとして、「自分も温めてほしいんですっ」なんて言っちゃだめだよっ。コンビニ中が絶対零度になっちゃうからね。

 

ちょっとした意外性をみつけて、ときどき、どきどき、しようよねっ!

生きているのが、ちょっと楽しくなりますよっ!